千葉・幕張の海沿いに位置する「ZOZOマリンスタジアム」。かつては「日本一ホームランが出にくい」と言われたこの球場も、2019年の大改修を経て、今ではパ・リーグ屈指の「一発が飛び出す」球場へと姿を変えました。
1.ZOZOマリンスタジアムの基本スペック
当シミュレーター(NPB Stadium Mapper2026)に実装しているZOZOマリンの最新データです。
・フェンス距離:両翼99.5m/センター122.0m
・フェンスの高さ:2.9m(ラグーン設置により大幅低下)
・標高:2m
かつては4m以上あったフェンスが、現在は2.9mまで低くなっており、シミュレーター上でもその恩恵がはっきりと数値に現れます。
2.シミュレーションのこだわりポイント
ZOZOマリンの判定ロジックで最も注力したのは、「ホームランラグーン(テラス席)」の再現です。
・「ホームランラグーン」判定の実装
以前のZOZOマリンは、外野フェンスが非常に高く「入ったと思ってもフェンス直撃」というシーンが定番でした。
当シミュレーターでは、水平角度が±10°以上(センター以外)のエリアに飛んだ場合、自動的に「ホームランラグーン」と判定。高さ2.9mの低いフェンスとして計算されます。HRになった際はカードに専用タグが表示され、ラグーンの恩恵を受けた一発であることを示します。
・標高2m・海沿いの物理環境
標高はわずか2m。シミュレーターの「標高補正」をOFFにした状態(標準気圧)が、この球場のリアルな弾道となります。風速計の数値が話題になる球場ですが、無風状態での「純粋なフェンスの近さ」を数値で体感してみてください。
3.ZOZOマリンで「放り込む」ための条件
シミュレーターを使って、ラグーンの有無による難易度の差を検証しました。
・センターは依然として「壁」
センター方向(±10°以内)は、ラグーンがないため以前と同じ広さが残っています。ここへ入れるには飛距離125m級の完璧な当たりが必要です。
・ライナーが飛び込む2.9mの低さ
ラグーンエリア(左右中間)へは、角度20°以下の低いライナーでも、飛距離が105m〜110m程度あれば「is-HR」判定になります。2.9mというフェンスの低さは、バッターにとって非常に大きなアドバンテージです。
まとめ
「マリンの風」が注目されがちですが、シミュレーターで見えてくるのは「2.9mという低いフェンスがいかに本塁打を増やしているか」という事実です。当シミュレーターでスライダーを動かし、センター方向の「絶望的な広さ」と、ラグーンエリアの「驚くほどの入りやすさ」のギャップをぜひ確かめてみてください。