埼玉県所沢市の丘陵地に位置する「ベルーナドーム」。この球場は、ドーム球場でありながら壁面がない独特の構造に加え、シミュレーションの視点で見ると「標高」という非常に重要なファクターを持っています。
1.ベルーナドームの基本スペック
当シミュレーター(NPB Stadium Mapper2026)に実装しているベルーナドームの精密データです。
・フェンス距離:両翼100.0m/センター122.0m
・フェンスの高さ:3.2m
・標高:155m(12球場最高)
特筆すべきは、海沿いの球場(ZOZOマリンや横浜など)に比べて150m以上も標高が高いことです。
2.シミュレーションのこだわりポイント
ベルーナドームの判定ロジックにおいて、最も「シミュレーターらしさ」が出るのが標高補正です。
・標高155mによる空気抵抗の減少
高地では空気が薄くなるため、打球にかかる空気抵抗がわずかに減少します。
当シミュレーターの「標高補正」をONにしてみてください。同じ初速・角度であっても、海沿いの球場に比べて飛距離が数パーセント伸びる計算が行われます。この「わずかな伸び」が、3.2mのフェンスを越えるかどうかの瀬戸際で運命を分けます。
・3.2mの標準的なフェンス
フェンス高は神宮(3.3m)とほぼ同じで、NPBでは標準的な高さです。形状も比較的オーソドックスなため、純粋に「打球の飛距離」が試される球場といえます。
3.ベルーナドームで「放り込む」ための条件
シミュレーターを使って、高地の恩恵とフェンスの壁を検証しました。
・標高補正ONでの「is-HR」:
標高補正がOFFのときにはフェンス直撃(通過高度3.0mなど)だった打球が、補正をONにすることでわずかにキャリーが伸び、判定が「HR」に変わる瞬間があります。これこそが、ベルーナドームにおける「物理的なホームラン」の醍醐味です。
・飛距離の目安:
センター方向(0°)なら124m、両翼(±45°)なら102m程度の飛距離があれば、3.2mのフェンスを悠々とオーバーします。
まとめ
「ベルーナドームは打球が飛ぶ」というファンの実感は、物理学的にも理にかなっています。当シミュレーターで「標高補正」を切り替えて、海沿いの球場とのわずかな、しかし決定的な「弾道の差」をぜひ数値で確かめてみてください。